topicalityとkritikの関係について
事例があるわけではないのだけど、TとKの相性の良さについて一応メモ書き。
中学生の頃にディベート部の顧問がチラッと教えてくれたんだけど、topicalityとkritikは相性がいい側面がある。
めちゃ端的に言うと、下記4点にまとまる。
①topicalityとは要するに単語やそれが連なったもの、すなわち言葉をどう解釈するかという話である
②言葉を解釈する際、私たちは自分の考え方や価値観、文化といったものを総動員しており、ある言葉の解釈の方法が、ある考え方と強く結びついている場合も多い
③したがってtopicalityの議論を通じて言葉の解釈を議論すれば、言葉の解釈の裏にある考え方を炙り出すことができる
④kritikは考え方を議論するのにうってつけの手段であり、topicalityで炙り出した考え方をkritikで議論したらめちゃいい感じになりそう
②について脱線だけど、解釈について好きな資料がこれ。どちらもパウロフレイレの『希望の教育学』からです。ご提供くださったTさん、いつもありがとうございます😊
あとこれも。
さて話を戻して。このTとKの話は、理論的にはかなり腑に落ちるんだけど、いい事例を考えるのがなかなか難しい。
例えばだけど、ちょっと前にBidenがアフガニスタンから米軍を引き上げて、「アメリカが戦争状態にないのはここ20年で初めてじゃね!?」って言ってめためたに批判されたことがありましたね
"Biden Declared the War Over. But Wars Go On." みんな大好きnytimesから
https://www.nytimes.com/2021/09/22/us/politics/biden-war.html
これなんかは、おまえ「戦争」ってどういう意味で話してんの??ってことです。で、アフガニスタンでの戦争のことですっていう様なこと言った瞬間、「そうやってアフガンの話に全集中させて、他の色々な戦争犯罪から目を背けさせる政府の言説はカスだ」っていう批判がされるわけです。
とまあ、こんな感じでちょっとクリティークの事思い出したので覚書です👶